11. 訃報に
7月30日に、同じ肉腫患者で闘病中だった吉野ゆりえさんが亡くなられました。その訃報を知ったのは31日の夜でした。未来を照らしていた灯りが消えてしまったような気がしました。吉野さんは、後腹膜が原発の平滑筋肉腫で、発病して11年が過ぎていました。今年のつくばのリレホ会場では、酸素ボンベを使いながらも、古民家での講演をされたり、風船の鳩を飛ばす合図をしてくれました。エネルギッシュな活動は多方面にわたっていました。
自分と同じ原発の人は意外に少なくて、吉野さんがお元気で活躍されていることが私への励みでもありました。最近のブログが写真だけになり、コメントがなくなり、そのブログも数日滞っていましたので、体調を崩されたのかと心配しておりました。ショックでした。ああ、吉野さんは11年の生存だったんだ。。。自分は後何年か。。。逆算してしまいます。
でも、私の生活は今まで通り、がんとの共生に変わりありません。立ち止まっているより、日常生活に追われて生きています。健康な人もそうだと思いますが、生きている限り、日常生活に追われます。あれもこれもそれも、みんな自分でやっていくしかありません。そしてその上に、病気と向き合う時間が必要になります。本当でしたら、がんと向き合う時間を増やそうと思いましたが、心は裏腹で、そんな日が来なければいいとも願っています。
母の新盆の準備も始まりました。同時にいくつかのボランティア活動もあります。それらを、前向きに頑張っちゃうことが、私の免疫力UPにもつながる気もします。
吉野ゆりえさん、貴方の生き方はとても素晴らしく、凛とされていたその姿を決して忘れません。ご冥福をお祈りいたします。
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